2022.01.22
いくつになっても京都が怖くてたまらない。
むしろ、歳を重ねるごとに怖い。
お化けが出るとか、身の危険を感じるとかいう怖さではなく、化けの皮が剥げるというか、馬鹿がバレるとか、育ちが悪いとか教養がないとか、加齢とともに上手く隠し通せてきた自分の薄っぺらさが、京都や京都人にはいとも簡単に見抜かれてしまうことへの恥ずかしさだ。
薄味より濃口が好きで、箸の扱いが雑で、懐紙と紙ナプキンの違いがわからなかったりする自分
野菜の細かな種類が区別できない自分
日本舞踊を観ると寝てしまう自分
掛け軸の文字が読めない自分
全て、粗野で無教養な自分を晒している。
京都の人は、下駄屋のおじさんも、乾物屋のおばさんもみんな口には出さなくても、知ってそうな気がして
東京都港区に住んでいても、(東の人は不粋どすなー)と斬って捨てられるような気がする。
若い頃に、そんなの要らないよ と捨ててきたものが、大人として評価されることなんだと分かるのが50代から。
京都のハウスに居を構え、今まで嫌いだったものをひと月でも我慢して食べ、観て、聴いて、感じてくれば
東京に戻っても優雅で典雅な振る舞いを自然にできて
人としてワンランク上になれるかもしれない。
私のいるオフィスは有楽町。
賑やかで便利だが、若干粗野な町。ペニンシュラホテルがあっても、ガード下の吉野家で腹一杯食べてしまうビジネス街でもある。
京都で没した戦国の教養人 有楽町の名付け親 織田有楽斎にあやかるべく、たまには京都で精神のリハビリをした方がいいと思うのだが、どうだろうか。
むしろ、歳を重ねるごとに怖い。
お化けが出るとか、身の危険を感じるとかいう怖さではなく、化けの皮が剥げるというか、馬鹿がバレるとか、育ちが悪いとか教養がないとか、加齢とともに上手く隠し通せてきた自分の薄っぺらさが、京都や京都人にはいとも簡単に見抜かれてしまうことへの恥ずかしさだ。
薄味より濃口が好きで、箸の扱いが雑で、懐紙と紙ナプキンの違いがわからなかったりする自分
野菜の細かな種類が区別できない自分
日本舞踊を観ると寝てしまう自分
掛け軸の文字が読めない自分
全て、粗野で無教養な自分を晒している。
京都の人は、下駄屋のおじさんも、乾物屋のおばさんもみんな口には出さなくても、知ってそうな気がして
東京都港区に住んでいても、(東の人は不粋どすなー)と斬って捨てられるような気がする。
若い頃に、そんなの要らないよ と捨ててきたものが、大人として評価されることなんだと分かるのが50代から。
京都のハウスに居を構え、今まで嫌いだったものをひと月でも我慢して食べ、観て、聴いて、感じてくれば
東京に戻っても優雅で典雅な振る舞いを自然にできて
人としてワンランク上になれるかもしれない。
私のいるオフィスは有楽町。
賑やかで便利だが、若干粗野な町。ペニンシュラホテルがあっても、ガード下の吉野家で腹一杯食べてしまうビジネス街でもある。
京都で没した戦国の教養人 有楽町の名付け親 織田有楽斎にあやかるべく、たまには京都で精神のリハビリをした方がいいと思うのだが、どうだろうか。