国内出張の多い私。最近は新幹線や飛行機で旅行に出かけるファミリーやカップルの姿が目につき始めましたね。コロナでがらがらだった交通機関にもだいぶ活気が戻ってきました。いよいよ夏休みシーズン開幕です。
今月になって感染者数は再び増勢に転じてはいますが、みんな気をつけながらも特に行動制限をかけてはいない様子です。だって2年半もたてばおおむねわかりますよね。どんな点に注意すればよいか。そしてほとんどの人にとっては、コロナはそれほど恐れおののくような病ではないこともわかってきましたから。
私が小学生だった頃、夏休みには毎年、父親の実家がある仙台市に行き、一週間くらいをすごしました。父親の実家は仙台市内を流れる広瀬川の近くにあったため、近所の子と一緒に川に入ってカジカをとったり、虫取り網をもってセミ捕りに出かけたり一日中遊び惚けていました。

忘れられない思い出があります。小学校4年生の夏休み。父親と親戚のおじさん、兄と一緒に牡鹿半島女川湾にアイナメ(現地ではネウといいます)を釣りに行った時のことです。みんな大きな40cmくらいのアイナメを釣り上げるのに、私一人船酔いで竿を置いたまま甲板に寝転んでいました。
見かねた父親が私に「おい、竿だしたままじゃだめだ。そろそろ餌を取り換えないと釣れないぞ」
と言われ、気持ち悪いのを我慢してリールを巻きます。すると巻き上げる途中で急に重たくなり、どんなに力を入れても巻くことができません。ベソをかく私に、父親
「根ガカリだな。しょうがない。ちょっと竿を貸せ」と私の竿を握ります。すると竿を持った父親が叫びました。
「おい!これはサカナだ!かかってるぞ!すげえでかいぞ!」父親は私に竿を返します。
えっちらおっちら巻き上げるとその正体は体長75cm、重さ3.4kgのスズキだったのです。一日中船酔いしていたくせに、この一尾で私は船中のヒーローに大変身。これが大人になって「釣りキチ」を標榜するまでになったキッカケだったのです。
今はふるさとが東京とか首都圏という人が増えました。実家に泊まることさえ少なくなっているのではないでしょうか。wataridoriハウスはまるであなたのふるさとのように、ファミリーや仲間で自由に使える一軒家が主体です。ホテルや旅館では味わえない素敵な夏休みをwataridoriですごしてみませんか?