【特別対談】国東市長 三河様 × 全国渡り鳥生活倶楽部株式会社 代表取締役 牧野
この度、大自然に包まれた大分県・国東市での「田園風景での暮らし」をテーマに、弊社全国渡り鳥生活倶楽部株式会社 代表取締役 牧野と、国東市長 三河様で特別対談を実施しました。wataridoriと地域自治体との貴重なコラボレーション、ご興味ある方はぜひご一読ください!
wataridoriでは、日本全国を移動しながら
自由に暮らすことが可能になるのです。
牧野我々、全国渡り鳥生活倶楽部が提案するwataridoriは、日本中の地域資源を活用した”暮らし方再発見”のための舞台装置です。日本全国にあるかつて誰かが暮らしていた家を、私たちが借り上げ、会員に貸し出します。その土地の人の理解を得た上で、短期間だとしても共に生活を送ることを前提としています。これまで地方で生活するには、<移住>か<旅行>という選択肢しかありませんでした。私たちが提案するのはその中間。数日の滞在では決して味わえないその地域の魅力を、余すところなく堪能できる仕組みです。
wataridoriでは、私たちが借り上げた日本全国にある「渡り鳥ハウス」を自由に選ぶことができます。例えば釣りが好きな人だったら、狙った魚にあわせて、どんどん「家」を変えてもいいでしょう。まるで、渡り鳥のように日本全国を移動しながら自由に暮らすことが可能になるのです。近年、ワーケーション(Work+Vacation)という制度が日本企業でも広まってきましたが、リゾート地などの環境のよい場所で、休暇を兼ねたリモートワークも一般的になるでしょう。住居をコワーキングスペースとして活用していただくこともあるかもしれません。
自治体としては無人で遊休していた家に人が暮らしてくれる、地元にお金を落としてくれるというメリットがあります。人の出入りがあるということは、旧来の住人との交流も活性化されます。
いずれは住居の提供者や地方自治体から「こういう人材はいない?」と掲示板等で情報交換するかもしれません。英語をかじったことがあるから夏休みの小学校に勉強の手伝いに行こう。田んぼの稲刈りに人手がいるから行ってみよう。日本全国の誰かに必要とされながら、日本中の渡り鳥ハウスを、渡り鳥のように移動する。そんな日も遠くないと思っています。

目の前には海があって、後ろには山がある。
土地が豊かで住みやすいことが最大の魅力です。
三河様大分は豊の国とよばれ、昔から豊かな土地といわれてきました。国東は半島です。中央に両子山(ふたごさん)という山があり、その周辺には谷があります。昔は車なんてなかったから、隣の谷に行くことはありません。それゆえ、谷ごとに違う文化があり、気質もちょっとずつ違っています。全体的に北の人がおっとりしている印象がありますね。
大分は目の前には海があるからから、開放的な県民性と言われています。この土地を支配していた大名・大友宗麟が、キリシタンを受け入れた歴史もあります。気候は温暖で災害も少ない。ここ一帯には硬い岩盤があるといわれていて、地震があってもそんなに揺れないんです。キャノンさんなどの先端企業がこの地に工場を構える決め手のひとつになったと思います。
国東から車で10分ほどの場所に空港があります。ここから東京までドアツードアで3時間あればいけてしまう。便利でしょう。私は国東の生まれですが、県庁勤めをしていたので大分で暮らした時期があります。国東に戻って改めて思うのは、なんて住みやすいところなんだろうということです。気候も穏やかで、目の前には海があって、後ろには山がある。山と海の恵みを毎日の食卓で享受できますから。
私たちの街には、古い歴史、そして美しい景色があります。神仏習合発祥の地と言われているだけあって、いろいろな文化財もある。しかし、何より土地が豊かで、住みやすいことがこの国東市の最大の魅力だと思っています。この街を気に入っていただいたら、そのまま住んでもらってもいいんですよ(笑)。是非一度、遊びに来てください。
