日本家屋で四季を感じる飛騨高山の地。山々に囲まれアウトドアライフを満喫!
東京の大手企業で管理職を務める男性、H様。コロナ禍以前から働き方改革で在宅によるリモートワークを行なっていたそうですが、そこから一歩踏み出し岐阜県高山市の「渡り鳥ハウス江名子」を舞台に渡り鳥生活を行うことに。当初から1年間の長期利用を前提に3月の利用開始から春、夏、秋と過ごされた様子をwataridoriスタッフがインタビューしてきました。

現代に引き継がれた飛騨高山の匠の業が結集
総檜造りの日本家屋での暮らし
−wataridoriのサービスをご利用いただきましてありがとうございます。まずは渡り鳥ハウスのご感想などお聞かせいただけますか?
非常に満足しています。まず玄関から入っていきなり感動しました。玄関の広さだったりとか、木の匂いがしたりとか。中に入って行くと天井が吹き抜けになっている囲炉裏の部屋があって、飛騨の伝統的な家屋の佇まいに驚かされましたね。初めて来た時は3月の後半くらいでまだ寒かったんですけど、ヒーターもあって暖かく生活は快適でした。
−高山での生活にはすぐ慣れました?
これまで高山にはあまり縁がなかったので最初はよくわからなかったですね。白川郷(世界遺産)や新穂高ロープウェーなど観光客みたいにあちこち行きまくってました(笑)
リモートワークで都心勤務と変わらないパフォーマンスを実現しつつ
対面の重要性も実感
−渡り鳥ハウスでの1日の過ごし方はどんな感じでしょうか?
平日は普通に仕事が入っていますね。私たちの仕事はリモートで完結するのですが、30分とか1時間単位で会議が小刻みに入れられて、時にはトイレにも行けないような状態。今日も朝から夜まで会議がびっしり入っています。
たまにお昼が1時間〜2時間くらい空いた時には街中のお店に行ってランチを食べたりもしていますよ。やっぱりそういった楽しみもないと(笑)
夕方はなるべく18時くらいには仕事を終えたいと思っていて、その後夕飯を作って食べて、お風呂に入って22時〜23時には寝るようにしています。夕方も余裕がある時は近くにゴルフ練習場があるので軽く練習に行ったりしますね。
−すごく充実した毎日を送ってらっしゃいますね!土日はいかがでしょうか?
土日はなるべく外に出ることにしています。もともとアウトドアは好きなんですが、こちらに来てから改めて山の魅力にハマりました。3,000m級の険しい山々が連なる北アルプスが目の前に見えますし、週末はできるだけ山に行って歩くようにしています。それで上高地に行った時に目の前に広がる穂高岳(日本第3位の高峰)を見て「穂高に登りたい」という目標ができました。足腰を鍛えるためになるべく週末は歩く、トレッキングするということで歩数を週末に稼いでいます。
−渡り鳥生活をする前は毎日通勤されていたんですか?
仕事はコロナ禍以前からリモートだったので、高山に来たからといって特に困ったことはないですね。お客様との定例ミーティングも社内の会議もZoomやTeamsを使ってオンラインで行なっています。
−社員に対して、目の前にいてくれた方が具体的に指示を出しやすいのにというような時はどうしていますか?管理職のお立場として部下の働き方の管理などもあるかと思うのですが。
そうですね、なるべくコミュニケーションを取るようにしています。会議だと発言しない人や発言する機会のない人もいたりするので、みんなで集まって話す会議とは別に個々人と親身な話をする「1 on 1ミーティング」を1~2週間に1回くらい作っています。前はオフィスの別室でやっていたのがオンラインの場になったという感じなのですが、会社だとすき間時間の立ち話や雑談もできるんですけど、リモートだとそういった機会がなかなかなくて、その辺りはリモートって難しいなと思っています。オフィスでのface to faceだと雑談の中で仕事に関するお互いの考え方のすり合わせとかができてスムーズに会議ができたりしますよね。リモートではなくオンサイトで話をする重要さというのは、リモートをやったからこそわかったことですね。
食べ物は美味しく、空気も美味しく、水も美味しい。
そして、人は優しい!
−単身赴任での渡り鳥生活ですが、ご家族とのコミュニケーションはどうされていますか?
LINEでほぼ毎日コミュニケーションを取ってます。必要に応じて電話で話したり、特にコミュニケーションで困ってはいないですね。もともとは家族で移住しようと思っていたのですが、娘が通う大学の授業が4月から一部再開になって、大学に行くなら自宅に住んでた方がいいよね、というので私が単身赴任という形になってしまったんです(笑)
−家事はどうされていますか?
基本的に自炊をしています。もともと料理をするのは好きで最近は和食を作ることが多いです。お酒も好きなのでつまみとかも作っていますよ。食材は豊富で飛騨牛は特に有名ですが、他にもこの辺りでしか採れないかぼちゃや地元のねぎ、飛騨桃とかもあります。スーパーに行ったりもしますが、江名子は高山市の市街地から2kmくらいあるので、もっと近くの安くて新鮮な食材を売っている無人販売所でよく買っています。魚釣りも好きなので、渓流での鮎釣りとかもやりたかったんですけどね、まだやれていないですね。
−ご自宅に戻られたりされましたか?
私自身会社に行く用があって2ヶ月に1回くらいは戻るのと、家族も時々高山に来たりしていますよ。家族が遊びに来るととにかく「すご〜い」「ひろ〜い」っていう感じですね。娘はお風呂が「素敵すぎる」って言ってました。ジェットバスと酸素美泡湯の機能がついていて、特に酸素美泡湯の方は白い泡が出て来てお風呂全体が埋まるんです。私は勝手に「江名子温泉」って呼んでいるのですが、そういう機能もあったりして娘と妻は特に喜んでいます。
−高山でのそれぞれの季節の楽しみ方や、おすすめポイントなどありますか?
色々行きましたが、やっぱり上高地が好きなんですよね。濃飛バスのバスツアーで乗鞍に行ったり、新穂高ロープウェー行って上高地行ったりとか。温泉も好きなので奥飛騨温泉郷とかあちこち巡ってます。露天風呂が多いので春夏秋冬それぞれ違った風景、山を見ながら入れる。秋はやっぱり紅葉がすごいです。高山自体が寒暖の差が激しいせいか、もみじとか楓とかすごい鮮やか!高山祭で有名な日枝神社の紅葉が一番私は好きですね。
あとはキャンプですね。上高地だったら小梨平野営場や河童橋など普通にリュック持って行けば初心者でも楽しめると思います。YouTubeで穂高とか立山の最新映像をチェックして、紅葉の見頃になったら行ったりしています。山登りだと立山に登ったのと乗鞍、あと白山(石川県と岐阜県の間にある霊峰)も登りました。
高山はとても気に入ってます。食べ物美味しいですし、人が優しいです。住むまでわからなかったけど、魚が美味しいです。富山県、石川県に近くて新鮮な魚が届くんですよね。高山は、食べ物は美味しいし、空気も美味しいし、水も美味しい、人は優しい。ただ寒い!(笑)
H様は1年という長期滞在の渡り鳥生活ですが、「渡り鳥ハウス江名子」、飛騨高山という周辺環境ともにとても楽しんで暮らされている様子が伺えました。山に囲まれた高山の紅葉は茜色に染まる本当に素晴らしいところだとおっしゃっていたのが印象的です。お酒が似合うダンディーなH様、オンライン飲み会でもいいので、今度ぜひ一緒に飲みましょう!引き続き、よろしくお願いいたします。